一級建築士について
建築物の設計や工事監理などを行う建築士。建築士には一級建築士、二級建築士、木造建築士の3つの資格があります。
一級建築士
一級建築士は、大規模な建築物の設計と工事監理をすることができる建築技術者です。また、建築物の調査鑑定、申請、工事の指導監督、法手続きの代行など、業務は建築全般に渡ります。
一級建築士の試験は、学科と設計製図の実技試験から構成されており、1年に1回ずつ、それぞれ7月と10月に行なわれています。二級建築士として4年以上の実務経験があること、もしくは土木・建築の学位を大学や短大で取得し、2年?4年の実務経験がある方に受験資格が与えられます。
以下に挙げている建築物は、一級建築士でなければ、その設計と工事監理をすることはできません。
- 学校、病院、劇場、映画館、公会堂、集会場(オーデイトリアムがある場合)、または百貨店として使われる建築物で、のべ面傾が500平方メートルを超える建築物。
- 木造建築物または構造部分で、高さが13メートルまたは軒高が9メートルを超える建築物。
- 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリートブロック造、もしくは無筋コンクリート造の建築物または構造部分で、のべ面積が300平方メートル、高さが13メートルまたは軒高が9メートルを超える建築物。
- のべ面積が1000平方メートルを超え、2階以上の建築物。
二級建築士
二級建築士は、のべ面積が500平方メートル以下の建築物の設計や工事監理などの業務を行う建築技術者です。
二級建築士の学科試験は例年7月に行われており、これに合格すれば9月実施の設計製図の試験に進めます。学科試験では、建築計画と建築法規に関する知識が問われます。受験資格は、建築・土木大学を卒業、または建築・土木に関する専門学校を卒業後に1年以上の建築実務がある方、または建築・土木に関する高等学校を卒業後3年以上の建築実務がある方に与えられます。
以下に挙げている建築物は、二級建築士が設計と工事監理を行えるものです(一級建築士も設計と工事監理を行える)。
- 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリートブロック造、無筋コンクリート造の建築物や構造部分で、のべ面積が30平方メートルを超え300平方メートル以内の建築物。
- のべ面積が100平方メートルを超える建築物(木造建築物の場合、300平方メートルを超えているものか、または3階以上の建築物)。
木造建築士
木造建築士は、のべ面積が300平方メートル以下で2階建て以下の木造建築物の設計や工事監理などを行う建築技術者です。7月の学科試験に合格すれば、10月の設計製図試験を受けることができます。受験資格は、建築・土木大学を卒業、または建築・土木に関する専門学校を卒業後に1年以上の建築実務がある方、または建築・土木に関する高等学校を卒業後、3年以上の建築実務がある方に与えられます。
